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【新しい働き方を知ろう!つくろう!①】「私ができないこと」をしてくれる人と働くーフォレスト・マム編

2018年1月26日

 

 

フォレスト・マムは東京都小金井市にある小さなスイーツ・デリのお店だ。武蔵小金井駅を降りて南口からまっすぐ歩いて質屋坂を少し下ったところにある。

店内は白を基調としてそこかしこにお菓子が置かれていて、そのどれもが白砂糖を使わず植物性のものを使っている。アレルギー、ダイエット、健康管理を超えて、からだと心に優しい食べ物を作っている。

フォレスト・マムの経営者かつ個人事業主であるマムさんこと倉科聖子さんと働き方について話す。

冒頭倉科さんからこんな言葉をもらった。

「オープンして3年が経ち4年目へ。ちょうど今働き方を変えようと思っていたんです」

聞くと今まで倉科さん自身が仕込みや買い出しなどを含めると週6日お店を運営していた完全なる個人事業主としての動きから、それを週5ないしは週4に変更しようとしているそうだ。

より生産性を高めたいから、だからちゃんと自分を休めることを意識し始めたのです」

フォレスト・マムは現在倉科さんとそれをバックアップする形で短い時間で働くメンバーがいる。

そのメンバーは小学校のお子さんが2人いる子育て中の女性。いわゆる”フルタイム”で働くことは難しい状況であった。

 

個人事業主であっても一人で仕事を全て切り盛りして抱えなければならないわけではない。

倉科さんは短時間で働きたい人のサポートを受けながら、自分の事業を前進させようとチャレンジを繰り返している。個人で立ち上げたものに賛同してくれる人が入れば、それはチームになっていく。その実例を倉科さんから聞く。

 

“私にできないこと”をしてくれる人だった

 

倉科さんにメンバーのことを聞くとはっきりと返ってきた言葉がある。

「今まで入ってきた人たちはみんなお菓子を作るという私のサポートをしてくれる人たちばかりだった。もちろんそういう人が良いと思って一緒に働いていたのだけども、長い時間働くことができてもその後結果辞めてしまうのではガッカリしてしまうんですよね。今一緒に働く人は今回おかし作りを一緒にやる、という仕事ではなく全然違う観点でフォレスト・マムに来た人だと思いました」

倉科さんが何に違いを感じたか。

彼女は“私にできないこと”をしてくれる。私が苦手なPC作業やできないことを担ってくれることによって自分のストレスがなくなったことはとても大きかったです」

倉科さんにとっては長い時間ともに働くことやスイーツやデリなどの生産個数をグッと増やすことだけが必要条件ではなく、時間が短くても一緒に働くことが気持ちよく進められ、自分がやりたくてもできなかった要素を満たしてくれる、ということが大きいようだ。

 

フォレスト・マムが良くなるには働く人が気持ちよく働ける環境があること

 

短時間働く人とともに働く時に気をつけていることや大切にしていることを尋ねた。

「彼女の希望する働き方とフォレスト・マムがうまく回るためとを毎月すり合わせしてトライしています」

話を聞くと二人がコミュニケーションをよく重ねていることがわかる。

お子さんの小学校の夏休みに入った時にはお子さんが過ごせる場所がなくなるので、倉科さんと話し合いながら最大限できる方向性を考え実行していった様子をうかがった。

働くことは暮らしと密接に関わることでしょう。だとしたら働く人の家庭環境を聞いてあげることは必要になる。“仕事だから”こそ、聞かなければならないことはちゃんと聞きたいと思っています」

倉科さんがそのようにコミュニケーションの意識を持っているのもひとえにある考え方があるからだった。

「だって、フォレスト・マムが良くなるためには、働く人が気持ちよく働いてもらわないと!そうしたらおのずと良い方向に進めると思うんですよ」

“仕事の関係性”という割り切った関係ではなく、人と人との関係性。

それを意識している倉科さんの言葉だった。

 

仕事を先読みしてくれるスキルはもしかしたら子育てしている人の特性かも?

 

「彼女はそれぞれの作業の段取りがうまいんですよね。私がやっている作業工程を本当に良く見ている。だから『次にこうなる』と予測して、先読みして動いてくれる感覚があるんです」

それは確かに確固たるスキルだ。その能力はどうやら子育て中に培ったもの。子どもたちを相手にしていると、彼ら彼女らが今何を考えどういう行動をしようとしているかを常に先読みして、危険回避したり導いたりと自然に自らが動くようになったようだ。

なぜならそれこそが「子育ての日々」の暮らしだから。

 

子育てしていることがマイナスに見え「子育てしている」という人を受け入れることのデメリットをみる企業も多い中、子育て経験者だからこその強みに気がついたことで、働くことができるという対象者がグッと広がるのがわかる。

 

 

次一緒に働きたい人は「自立しているかどうか」

 

これからフォレスト・マムで働くとなった時にどんな人に働いて欲しいのだろうか、倉科さんに聞く。

「この『フォレスト・マム』のために働いてくれることはもちろん嬉しい。でもそれをも含めて自分がどうなりたいか、自分のためにも働いて欲しい。たとえば彼女が前に進み、新しいことができるようになったとしたら、それでまたフォレスト・マムも一緒に前に進める。そんな風に自立している人、自立しようと思っている人、そんな人は最大限できる範囲をしてくれるんですよね。そういう人と一緒に働きたいです」

組織と個人の関係性として「組織に従属している」という意識よりも、

もっと「個人」としてどうありたいかも考えている人。

自立という言葉は個人に向かいがちだが、それがひいては組織に還ってくる、ということを倉科さんは体感しているようだ。

 

倉科さんのカテゴリはいわゆる”個人事業主”というカテゴリに属すかもしれないが、

小さな働くチームとして一緒に動ける人と新しい働き方や組織のあり方を模索していくのだろう。

 


多摩地域・団体/会社概要

会社名:フォレスト・マム

業態・事業内容:お菓子・デリ販売

代表氏名:倉科聖子

住所:小金井市前原町3丁目41−28

働いている人数:2名