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【世田谷】株式会社田中電気研究所さまの企業インタビュー

2017年9月11日

「インターンをすることで、会社に入社してから”こんなはずじゃなかった”にならないですよね。会社側も新しい人はどういう人なのか知りえる期間にもなります」

株式会社田中電気研究所(以下、田中電気研究所)の代表取締役である田中敏文さんはママインターンのメリットを端的に伝えてくれました。

田中電気研究所の主な事業内容は、火力発電所にある煙突に取り付けるダスト濃度計の開発、製造、販売、保守サービスや電子機器の設計、開発などを行なっている会社で、取引先は全国の火力発電所だけではなくOEM事業としてさまざまな会社とも取引され、現在は海外にも進出している世田谷区の中小企業です。

人が会社に一度雇用されたら、会社としては簡単には解雇にはできませんし、それは会社にも本人にも打撃が大きいものになります。

職場体験があることで、会社にとってはこれから入る人に実際にどんな仕事が任せられるかを具体的に確認できることは大きいということの重要さが理解できました。

今回ママインターンで入る人にお願いしたい仕事は、営業技術部係長の立花裕介さんの下について営業事務のサポートをしてもらうことでした。

「社員の立花が、ママインターンにて来てくれた人に仕事を教える様子をみて、格段に変わった印象を持っています。例えば、全体枠を教えて、そこから詳細の業務内容を伝えていくから、理解しやすかったかと思います。立花は研修で身を以て体感していて、人前で話す順番によって聞いている人が理解しやすいこともわかっていたと思います」

上司である立花さんがママインターン生に仕事を教える様子を田中さんは観察しており、その変化をとても評価していました。

現場の立花さんご自身からは現場で気をつけたことをお聞きしました。

「自分も会社の研修を受けていたことを土台にして、座学と実際動いてもらうこととのバランスには気をつけていました」

「インターン生は意欲のある人なので、僕が準備しなければならなかったことも先回りして自分なりにまとめてくれいたことは好印象でした。簡単なことはすぐに覚えて対応してくれたことも」

立花さんからも今回のママインターンの感想を伺ったところ、実務の上でモチベーション高く手を動かしてくれるところに感謝を持っている様子がわかりました。

お話をお聞きする上で、田中電気研究所では前提として3つのポイントがあったことがわかりました。

1)過去フルタイム以外で働く人を雇う選択肢を会社として持っていた。

以前会社の近くに住んでいた子育て中の女性が営業事務の仕事を担ってくれていたことがありました。

ご自宅と会社の距離が徒歩圏内ということもあり、家族の状況に変動があった時にはすぐに対応できるような形で働いてたことも。

「過去は仕事の波があったので、任せる仕事がなくてフルタイムだと時間が空いてしまっているなという時がありました。それは本来勿体無いですし、生産業務ではないからこそ、ずっとお願いする(フルタイム)とすると固定費が重いなということはある。そんな中9時から15時くらいの間でフレキシブルに働いてくれる人がいたことは本当によかった」

2)会社としてインターン(職場体験)を受け入れたことがある。

田中電気研究所は過去東京都が運営していた中小企業におけるインターンシップを導入していたこともあり、外国籍の学生も含めて4〜5人の若年齢の方々が職場体験に来る取り組みを受け入れたこともあったそうです。

「今回よかったのはすでに社会経験がある人だったこともありますね。全てのことを一から教えなくて済むし、最低限の社会常識が在るということはこちらの教える手間を省けます」

職場体験を以前に行ったことがあるからこそ、オリエンテーションとして田中さんが会社の何を伝えるかなどの骨子はできていたことも受け入れがスムーズにできたことにつながったようです。

3)人を育てるのに3年はかかるという理解。

「工場の社員でもそうですが、まずは3年は教育ですね。一人前になるまでにかかる時間です。そこまで辞めなければ、とことん向き合っていきたい。うちの仕事、1年じゃ分からないんです。専門的で高度な上、人命に関わるような仕事もある。だからこそ愚直にやってもらえる人がいい。愚直な人がやっぱり残っているし、そういう当社の文化なのでしょうね」

このような考えがあるからでしょうか、田中さんはとてもおおらかで社員に対してもオープンでじっくりと時間を見据えたコミュニケーションを自然になさっている印象がありました。

人間関係を構築していくこと、業務を覚えてできるようになること、そこには時間がかかるから、だから丁寧にやっていきたいという気持ちが見える言葉でした。

最後にママインターンという新しい取り組みに今回参加なさってくれたきっかけを聞いてみました。

「世田谷区産業振興公社が共催をしていたでしょう。それはとても担保になっていると思えました。当社は世田谷工業振興協会に関わっているため、世田谷区と関わりも深い。そのような機関と共にやっているということが安心感にもなりましたね」

世田谷区産業振興公社とは2年間共催という形でご協力をしてくださっているのですが、その形がこのように受け入れる企業側にも活きていることがわかりました。

世田谷から日本国内全域、そして世界へも活躍の域を広げている田中電気研究所。

今回ママインターンを通して素晴らしい企業と繋がることができたのも嬉しい結果です。

取材にご協力をいただきました、田中電気研究所・田中さま、立花さま、社員の皆さま、ありがとうございました。

ArrowArrow海野