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【世田谷】ママインターン参加者:大沢美帆さんへのインタビュー

2017年9月11日

「元々出産しても働いていたいと、独身の頃から思っていたんです。自分で稼いで自立していたいと思っていた。でも結婚して、住まいの場所が変わり辞めざるをえなく、妊娠・出産が重なり、再就職ができなかった。自分の思うようにはならなかった」

世田谷区に住む大沢美帆さん(おおさわみほさん、以下大沢さん)は、偶然通りがかった砧総合支所でママインターンのチラシを目にしたことがきっかけで、ママインターンに参加することになりました。

社会福祉協議会の福祉喫茶で、就労を目指して働く障害者の方をサポートする業務を行っていましたが2017年2月に退職。

子どもの年齢やご自身のこれからについて考えている矢先にこのママインターンに遭遇しました。

大沢さんは、お子さんを出産後江東区から世田谷区に引っ越してきて、暮らす環境がガラリと変わりました。

世田谷区は待機児童も多く、いざ働きたくても保育園側では「働く場所は見つかっていますか?」

一方会社側では「子どもはどうなさるんですか?」

やりたくても結局どちらもできなかった過去がありました。

その後大沢さんは子どもを幼稚園に通わせていた中でも、意識的に仕事を探したり「再び働きたい!」と周囲に言い始めていましたが、大沢さんの周りに共感してくれるような子育て中の母たちはおらず、ハローワークに行っても良い形のご縁に繋がらなかったことを教えてくれました。

「1回仕事を辞めちゃうともうダメなのかなぁ…、なんてガックリすることもたくさんありました。栄養士の資格を持って仕事をしていたこともあり、ハローワークに行っても『その経験を活かした方がいいですね』と言われて。でも私としては違う方向に行ってみたいという気持ちもあった。とはいえブランクがあって、40歳という年齢が過ぎて未経験の分野に挑戦することができるのか、それを実際受け入れてくれる企業があるのか、いろんなことがずっと不安でいたんです」

やってみないと分からない。悶々と考えているだけでは解決しない

そんな不安を持ちながらも一歩、大沢さんは前に歩き始めました。

ママインターンのキャリア講座3日間は緊張と不安とが混在していた様子でした。

「”やってみないと分からないよ!”ということをずっと講座中伝えてくださっていましたが、そうだよな、悶々と考えているだけじゃ何にも解決しないんだよなとも思えました。講座では背中を押してくれる、そんな後押しが欲しかったのかもしれません。講座中は何度も自分のことについて問われましたが、自分の中を整理してまとまっていく時間になっていました」

大沢さんはその後少し下を向きながらキャリア講座の様子を思い出していたようで、笑いながら答えてくれました。

「毎回すごく緊張しましたけど。私は喋ることが苦手なので、自分の考えを口に出すってことは大変でした。でもああいった機会って本当に大事ですね。自宅にいたら経験はできませんし、人に聞かれないと『自分はこれからどうしたいんだ?』て整理して考えないですもんね」

ママインターンという同じ場所に参加した「世田谷という地域で子育てしながら働きたいと考えている女性」がいたことは、有意義だったようです。

価値観、働き方、子どもの状況など違う方々が、同じような想いを持ちながら前を向こうとしていること。

「自分の周りの子育て中の女性で”働きたい”という思いを共感できる人がいなかった」と言ってくれた大沢さんにとっては、とても刺激になったということを教えてくれました。

職場体験という機会でわかった「自分にとって納得できるかどうか」

「職場体験をやってみて本当によかったです!実際に働くメンバーの顔が見れてよかったし、自分がその場所で納得して働き続けることができるのかを確認したいと思いました」

インターンをやってみてその職場の人間関係を自分の目で確認することができる。それは思いの外大沢さんにとっては意味があったようです。

「会社の雰囲気、働く人たちの雰囲気がすごくよかったんです。自分にも”ここでならできるかもしれない”という安心感がありました。仕事の内容はもちろんですが、会社の人間関係やコミュニケーションが見れるのは大事だと思っていました」

無償で働く機会がある。

それを機会と捉えるか損失と捉えるかはその人次第だと強く感じる言葉でした。

お子さんの変化、夫の応援、自分の一歩

「今は週3で9時から15時まで働いています。次の週の予定はホワイトボードに書いて、そこから相談してもらえるので突発的に子どもに何かあっても安心です」

大沢さんが職場体験後そのまま働くことになった株式会社田中電気研究所は、子育てしながら働く人は予定が流動的になってしまうため、お互いその予定を見れるようにホワイトボードで次週の予定を書きあって相談していく組み方をしています。

こんな会社が自分の住む世田谷にあったなんて…。大沢さんはそう何度も口にしていました。

再び働くにあたっては自分の調整だけではなく家族との調整も必要でした。

「小学5年生の子どもに留守番できるかな、と聞いてみたら”1人で頑張って見ようかな”と言ってくれたんですよね。すごく嬉しかったですし、子どもも成長しているんだなと思いました」

大沢さんはお子さんを思い出したのか、ふわっとした笑顔でお話ししてくれました。

「子どもは意外と仕事中に”応援しているから!お母さん、頑張ってね!”とメールを送ってくれたり。夫も専業主婦じゃなくてパートナーに外に出ていてほしいという考え方を持っていた人なので、今回のことは”本当に良かったね!”と言ってくれて」

大沢さんが家族の応援する姿勢に励まされている様子が伝わってきました。

仕事を辞めて結婚後からモヤモヤしていたものが、1回リセットされたような感覚になったこと、大変は大変ですが嫌な忙しさではなく、自分の気持ちが前向きになっていていること、そんな嬉しい感想を最後に伝えてくれました。

大沢さんのこれからをArrowArrowは応援していきたいと思います。

インタビューにご協力いただき、本当にありがとうございました!

ArrowArrow海野