News

  1. ママインターンプロジェクト ホーム
  2. News
  3. 企業様インタビュー
  4. 【静岡県三島市】受け入れ企業「木村昌宏税理士・社会保険労務士事務所さん」インタビュー

【静岡県三島市】受け入れ企業「木村昌宏税理士・社会保険労務士事務所さん」インタビュー

2016年9月7日

ママインターン三島エリア担当のShareS(シェアーズ)から、
プロジェクトにご参加いただく地元のママの第一歩を応援する企業さまをご紹介していきます!

 

*★*。☆彡。☆*:。★彡*:★*。☆彡。☆*:。★彡

 

「まず自らが理想のはたらき方を。地域企業の手本であり続ける会社」

 

沼津市東間門にある木村昌宏税理士・社会保険労務士事務所さんはその名のとおり、税務・労務にかかわる業務をおこなう会社。
一見して専門的なイメージのその業務内容は、実は私たちの生活と密着しているものだった。

 

「会計を説明する際に、まずは家計の話からしていきます。」
主婦には身近な家計の考え方と会社の会計は大いに類似しているという。

中小企業の経営者が抱える三大課題である「人・もの・金」のうち、「金」と「人」の問題を専門家(税理士・社会保険労務士)の視点で解決するこの仕事。
経営者の本来の仕事「ものを売る」に専念してもらうための影武者的存在として、お客様を黒字に導くをコーポレートメッセージに掲げたこの税理士・社会保険労務士事務所のスタッフは社員パートあわせて23名。
代表の木村昌宏さん(38)にインタビューお答えいただきました。ご自身も子育て真っ最中の二児のパパです。
木村さん1

 

「会社が良くなれば、まちが良くなる。まず自分たちが理想の会社に。」
「税理士事務所は税務申告代行と、月々のお金の動きを見て今後“積極的に投資をすべき所と支出を抑えるべき所”などの次の一手を探るのが主な仕事と考えています。社労士事務所は労務に関する手続代行や就業規則の作成・改訂が主な業務ですが、簡単にいうと“人と会社を守るための規則”を作るのが仕事です。」と語る木村さん。

 

今は地元企業の“黒字の黒子”としてのブランディングも確立されたこの会社。
しかし、ご自身も経営者として会社を経営する中で実際に感じること、そして様々な地元の企業の経営者と関わる中で感じたジレンマがかつてはあったという。

 

税理士業における入力業務は、会計のIT化に伴い “いずれ消えてしまう業務”とされている。
しかし、お客様にとってのメリットを考えれば、ITの活用を積極的に提案していかなくてはウソになる。そこで、まずは自社で導入し、システムの良さを確認し、その上でお客様に積極的に導入していったという。そして、システムをフル活用することでお客様の経理事務負担や人件費を軽減できたら、本来税理士ができるはずの「お客様が売上をつくるための経営支援ができるのではないか!」とプラスの発想で捉え直し、ピンチをチャンスに変えていったという。

 

労務についても、就業規則は一般的な“ひな型”的なものでは会社も労働者も守りきれない部分が多くあり、しかもせっかく時間とコストをかけて作った就業規則なのに全く活用されてないただの紙になっている現状も多いことから、それならば“本当に使える就業規則をつくろう!”と決心したという。そして、会社が大切にしたいことをクレドとして表記したり、会社独自の働き方休み方を表記することで規則に意味を持たせ、社員が皆同じ価値観をもって前向きに働けるようにという工夫をしていったという。

 

「例えば休暇ひとつとっても、新婚旅行は“10日間”と書かれる会社と、“1か月間”と書かれる会社とでは、結婚や家庭を大切にする度合いの違いが変わってくるのがわかりますよね。まず自分たちの会社は何を大切にしているのかをとことん考え抜き、自分達から実践してみることにしたのです。」

 

時代の変化によって業界の動きも変わっていく。
激動に逆らうこともなく安易に流されることもなく「良い」と信じたものを自らが率先して検証し、そして効果のあったものだけをお客様に提供しているという。
「会社が良くなれば必ずまちが良くなります。まちの経営者の力を信じ、その力を支える存在でありたい」と語る木村さん。企業の“黒字の黒子“は、地域の活性の“黒子”でもある。
木村さん2

 

「自分の仕事への誇り」
自らの体験や感覚をもとに経営を推進していきた木村さんは、社員への意識共有を大切にし、それを徹底している。経営方針書の年一回発表や、月一全体会議、週一勉強会、若手リーダー会、年二回の個別面談などスタッフのそれぞれの立場に応じて教育しているという。

 

「大切なことは、自分たちの仕事に誇りをもち、自分たちの商品サービスに自信をもってお客様に提供する気持ちをもつことだと伝えています。決して無理に売り込むのではなく“自分たちの持っているものはお客様のためになる。そしてそれは地域のためになる”それくらいの気概で自分の仕事を信じてもらいたいと思っています。」

 

“自分の仕事”に誇りをもつということと“自分自身”に誇りを持つことは、もしかしたら同じことなのかもしれない。
相手が何を欲しがっているのかをきちんと認識し、そして自分が良いと信じるものを相手に提供する。それが役に立ち喜ばれること。それこそが仕事の「やりがい」の神髄だろう。

 

「理想の仕事、理想の働きかた」
常にそれを追求していく中で今実践しているのがパート勤務の考え方。
3名のパートのうち、3名がそれぞれのライフスタイルに応じた働きかたをしているという。
9:00~15:00までの勤務で子どもの行事には率先して休んだり、週2-3回午前だけなど本人の好きなタイミングで来るなどして、育児や介護を両立させているという。

 

「忙しい時期は決まっているので本人がそれを把握し、自分のペースで段取りしてもらっています。子どもの行事の休みなどは社員間でワークシェアをしています。お客様に迷惑がかからなければどんな働き方でも問題ないと思っています。無理して長時間働き離職してしまうより、個人の希望の働き方で長く働いてもらえるならその方が経営者としてはありがたいです。」

国の女性活躍推進が叫ばれていても、地方企業の実際は「助成金をとりたい」と相談に来て産育休制度等の活用を検討する場合がほとんどだという。「どんなきっかけでもまずはその制度の存在を知ってもらうことが第一歩だと思います。先人たちがコツコツ積み上げてきてくれたおかげで今は“15時で帰る”ことがお客様から許されるようになってきた。そういうことを今後もコツコツ積み上げていくことが大切だと思っています。労働人口が減る中、地方でもようやく柔軟な働き方に目が行き始めてきましたが、まだ実践している会社は少ないです。まず自分たちがその手本となっていけたらいいと思っています。」

 

“自分たちがまず”というその姿勢は、子どもの手本である私たちママにこそ必要な姿勢ではないだろうか。子どもたちのふるさとになるこのまちを輝かせる存在でありたいと心から想った。

 

<木村昌宏税理士・社会保険労務士事務所HP>
http://toeimc.co.jp/company/