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【静岡県三島市】受け入れ企業「エムケイテクノさん」インタビュー

2016年9月7日

ママインターン三島エリア担当のShareS(シェアーズ)から、
プロジェクトにご参加いただく地元のママの第一歩を応援する企業さまをご紹介していきます!

 

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「社員が辞めない会社」

 

伊豆仁田駅すぐ近くにあるエムケイテクノさんは、コンビニの冷凍冷蔵庫の温度管理システムや、ゲームセンターのゲーム機、またビル店舗の照明スイッチなどの基板を作っている創業20年の会社。
IOT(モノのインターネット)化が進む昨今、あらゆる機器がこのような基板で制御されてきている。時代の先端を行くエムケイテクノさんから、代表取締役の三田宏一さんにインタビューにお答えいただきました。
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「社員が辞めない秘訣」
エムケイテクノは14名の社員・パートのうち、女性が10名。2名が子育て中のママ。
驚くべきは、社員の定着率と勤続年数。なんと20年もの継続勤務が4名、10~15年が7名もいるとのこと!
その定着率の高さの秘訣は「ゆるさ」だと三田さんは言う。
「基本的に休みの希望は叶えられる環境だと思います。それぞれのスタッフさんの持ち分が、あるようで無い。そのため、あらゆる持ち場でスタッフ間共有ができることが多いんです。休みのボードを見ながら分担していますね。」

子育てや介護の休みなども、社内の部署が連携をとりサポートし合い、実際に休みを取る方も肩身が狭い状況などではないという。
「お互いさまだから大丈夫なんです。“みんな休みたいもんね”というのは皆が分かっている。おみやげを買ってきてくれたり、お礼を言いあったりそれで大丈夫です。他のスタッフも休みたいときに休めている。だから他の人にも文句はないんです。有給なども自分たちなりの会社の制度をつくっていっています。」

「休める」という事象ひとつとっても会社によって大きく変わる。
制度はあっても風土が追いついていないところ。制度がなくても十分風土が許容するところ。
エムケイテクノのように自分たちの会社の風土から制度を創っていくのは理想の形だ。

「本来は変えたくないとしても、変えたことで見えた新しい会社の姿」
このような風土になるにはさまざまな努力があったという。
「お恥ずかしい話ですが、新入社員が入ってくれた時には社内の雰囲気の調整がかなり大変でした」
そう語る三田さん。
「まず話し合いをしてみようとしました。今まで社員教育は今までしてこなかったんですが、月に一度行うようにしました。一斉の会議ではなく仕事の合間に個別に話しをするようにしました。そこで問題点を出し、皆で課題解決をしていく。その過程の中で私自身に一番変化があったのかもしれません。今まで社員に積極的にかかわってこなかったなと反省しました。」

長く働く社員との関係の中で、それなりに不協和音はあったが、何となく進んできたから言わずにきたと振り返る三田さん。社内改革を推進していく中で、社員とは腹を割って話せるようになったという。
新入社員のおかげで気づかされる反省がたくさんあったと言える、社長の素直で前向きな姿勢を社員が見ているからこそのプラスの変化だったはずだ。

 

「職人としての技術への尊敬」
社員のほとんどの仕事は「ハンダ付け」とよばれる手作業。
かつては人が手作業で行ってきたものも、現代では機械でできることが増えてきたという。
しかしエムケイテクノではこの細かい仕事も機械だけではなく人の手でも行うことができる。
約15センチの枠の中で600個もの部品を付ける。1つでも位置がずれることで製品が動かない。
「機械だけでやろうとすると、部品が揃わないと作業を始めることができないため、不足している部品を待つ時間をロスしてしまう。先にある部品を機械で作業し、後から入ってきた部品を人にしてもらうことで最短の納期にこたえられるんです。例えば試作品など、まだ大量発注にはならないが、緊急性の高い商品をお客様の希望納期までに仕上げることができます。それは社員の個々の技術が本当に優れているからこそ叶えられるんです。」

競争が進む業界の中で「ウチの売りは何か」と聞かれれば、「社員が売りだ」と自信をもって言えるという三田さん。新人研修もビデオ研修や練習キットによる研修だけでなく、隣に先輩がついてきちんと教えてくれるから安心だという。
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「会社の一員である前に、一人の人間」
社員をとことん大切に想う三田さんも、小さな子供を持つ父親だ。
「 “正社員になりたい?”“いくらくらい稼ぎたい?”などざっくばらんに社員と会話するなかで見えたのは、扶養の範囲内で自分のペースで働きたいニーズ。自分なりにはそのニーズに応えてきたつもりではいます。今後、がっつり働きたい人、ゆっくり働きたい人、様々な家庭の事情に合わせた働き方を提供できるようになりたいですね。」

希望の働き方は三種三様。そして人の気持ちも三種三様。
「人は感情の生き物ですからね。いろいろなことは変化していくのは当然です。自分も揺れることだってありますから。都度話し合いをしていきながら、それぞれの希望を叶えていきたいです。」

人の強さだけでなく弱さもわかっているからこそ、厳しさだけでない「ゆるさ」がある。
だけど決してそれは甘やかしではなく、お互いを尊重しているからこその「ゆるし合い」なのではないかと感じた。
あたたかいぬくもりの中で共に成長しあえる空間。それこそが「社員が辞めない秘訣」なのだろう。

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